杉田水脈 さん
ヘイトスピーチについては、今まで何度も自身のブログで取り上げてきました。最初に取り上げたのは、私が住んでいる宝塚市の平成27年6月議会の総務常任委員会で、請願第1号「ヘイトスピーチに対し法規制する決議を求める事についての請願」について審議が行われた時でした。

 「こういう問題よりも、もっと市民生活に密着した行政課題がたくさんあるのに、なぜこんなことに時間を割いているのか?」と思われる方もおられるでしょう。ですが、市民が請願を提出してきた以上、市議会は審議しなければならないのです。宝塚市の市議会議員の方々は毎回大変だと思います。

 この審議を通じて、宝塚市の公民館に元朝日新聞記者の植村隆氏を招いて講演会を行なった団体と、請願を提出した団体が同一であることが確認されました。つまり、ヘイトスピーチを告発する勢力は、「慰安婦=性奴隷」だと流布してきた勢力と同根だということになります。

 次にブログで取り上げたのは、今年(平成28年)に入ってすぐでした。大阪市がヘイトスピーチ規制条例を可決したからです。

 この条例の成立直前の平成28年1月12日、「いっしょにつくろう! 大阪市ヘイトスピーチ規制条例」という団体が、大阪市の吉村洋文市長宛に提出した要望書を入手しました。






この団体は、要望書の後半はヘイトスピーチだと考える発言の具体例を挙げ、それについて解説しているのですが、最後の一枚はなぜか慰安婦問題のことに集中して記述されています。

・慰安婦問題を捏造したのは朝日新聞だ。

・従軍慰安婦は存在しないと日本政府は世界に発信しろ。

・慰安婦像を世界に広めようとする韓国人は許さないぞ。

 これらの発言は事実に基づくものですが、この団体から見ると「ヘイトスピーチ」に分類されるようです。その「解説」は次のとおりでした。


 ≪今回の日韓合意においても、戦時下において「当時の軍の関与の下」、現在の日本政府が「責任を痛感」するほどに「名誉と尊厳を深く傷」つけられた「多数の女性」がいたことが確認されています≫

 要するに「日韓合意」で日本政府も責任を認めたのだから、上記の発言は「ヘイトスピーチ」だということのようです。

 みなさん、もうお分かりでしょう。ヘイトスピーチ規制を声高に求めている勢力と、「慰安婦=性奴隷」という嘘を世界に広めている勢力は間違いなく連携しているのです。そして、平成27年末の日韓合意は、このような勢力により、歴史的事実を指摘する言動をヘイトスピーチに仕立て上げ、言論を封殺するツールとして使われているのです。

私は一貫して、ヘイトスピーチを規制する法律や条例に反対してきました。事実に基づく発言であっても、別の主義・主張の人の「主観」によりヘイトスピーチにされてしまう危険性が大きいからです。これを法的に規制するには定義が曖昧すぎます。

 もう一つ理由があります。

 私はヘイトスピーチそのものが許せないと思っています。日本にヘイトスピーチが存在すること自体が不思議であり、それを規制する法律を作らなければならないことについて「すごく情けない」と感じています。

 韓国人がデモで日本の国旗である日の丸を焼いたり、安倍晋三首相の写真を破いたりしようが、支那人が日本の工場に火をつけようが、それと同じことをやりかえさないのが日本人ではないでしょうか。

 ですが、残念ながら「韓国人を皆殺しにしろ」「朝鮮人は日本から出ていけ」などと声高に叫ぶ排外主義者がわずかながら存在します。その存在がこういった法規制を生んだことは否定できない事実だと思います。

 その一方で、生活保護や扶養家族認定における「在日特権」が存在することは事実であり、これらをきちんと追及していく必要性を強く感じています。実際に国会質疑でそれらの問題を取り上げたのは、私が所属していた「次世代の党」でしたし、私も選挙時には街頭で訴えました。


しかし、それと「朝鮮人は日本から出て行け」という排外主義とは全く別物です。

 先日もこんな動画がUPされていてびっくりしました。

★杉田水脈が桜井誠を批判「あんなことする人間が育つのは教育の問題」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm29578405)

 どうしてこのようなタイトルをつけ、一部の発言を切り取った動画を作ったのか? その意図が分かりません。私は「排外主義についてどう思うか」という質問に答えただけで、特定の個人批判は一切していません。ですが、この動画が上がると同時に「左翼思想と同じ」「似非保守」「日本人じゃない」などとものすごいバッシングを受けました。

 一貫してヘイトスピーチに反対し続けている私を攻撃するより、前述の慰安婦問題とヘイトスピーチをこじつけて日本を貶めようとする勢力にどうすれば打ち勝てるか、考えるほうが先ではないかと感じます。

 最後に一言。ヘイトスピーチについては、小手先の法規制をしても何の解決にもなりません。人が嫌がることを言ったり、人を傷つけて喜ぶ人間をなくそうと本気で思うのなら、根本から見直す必要があります。

 まず必要なのは教育の正常化です。日本の教育現場に「教育勅語」を復活させれば、そのような人間は育たないと思います。ヘイトスピーチ規制を求める市民団体の皆さんは、ぜひ「教育勅語復活を求める請願」を各地方議会に提出してはどうでしょうか?

■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。
記事 ソース  産経新聞
2016/07/27   より
中森明菜さん(斎藤浩一撮影)
関連ページへのリンク

外部
産経新聞 歴史戦WEST ~ 宝塚における植村講演会の欺瞞/ヘイトスピーチ規制に名を借りた言論封殺~                      
宝塚の将来を考える市民の会


内部
慰安婦問題などでの日本国内の左派及び反日勢力の政治活動
けしからん・韓国系反日団体の種類とその活動内容
独・仏・加・豪など米国以外の海外での中国・韓国系団体の慰安婦問題での排日運動と日本側の対応

中・韓&国内左翼共闘の慰安婦問題での捏造や、議会&国連工作などでの反日と、反日団体などへの日本側の対応

ヘイトスピーチ規制を求める勢力と「慰安婦=性奴隷」と流布する勢力は同根だった
同勢力が宝塚市で行った講演会の講師は「慰安婦=女子挺身隊=性奴隷」を拡散した、あの元朝日新聞記者だった